この女

森 絵都

あんたのヒロイン、
なかなかのタマやな

震災後15年して見つかった小説。そこにはある青年と彼の人生を変えた女の姿が。釜ヶ崎の地をめぐる陰謀に立ち向かう彼は、小説の作者でもあった。冒険恋愛小説。

この女
  • シリーズ:単行本
  • 1,575円(税込)
  • Cコード:0093
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2011/05/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:312
  • ISBN:978-4-480-80431-0
  • JANコード:9784480804310
森 絵都
森 絵都

モリ エト

1968年産まれ。1990年、『リズム』で第31回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。同作品で翌年、第2回椋鳩十児童文学賞も受賞した。その後も数々の作品で多数の文学賞を受賞している。第46回産経児童出版文化賞を受賞した『カラフル』と、第52回小学館児童出版文化賞を受賞した『DIVE!!』は映画化もされ、話題になった。2006年、『風に舞いあがるビニールシート』で第135回直木賞受賞。他の著書に『永遠の出口』『ラン』『架空の球を追う』など。

この本の内容

甲坂礼司、釜ヶ崎で働く青年。二谷結子を主人公に小説を書いてくれと頼まれる。二谷結子、二谷啓太の妻。神戸・三宮のホテルに一人で住み、つかみ所がない女。二谷啓太、チープ・ルネッサンスを標榜するホテルチェーンのオーナー。小説の依頼主。大輔、甲坂礼司に小説書きのバイト話を持ってきた大学生。礼司に神戸の住まいを提供。松ちゃん、釜ヶ崎の名物男。礼司が頼りにし、なにかと相談するおっちゃん。敦、二谷結子の弟。興信所経営。結子のためなら何でもする直情型の気のいい男。震災前夜、神戸と大阪を舞台に繰り広げられる冒険恋愛小説。3年ぶり、著者の新境地を開く渾身の長篇書き下ろし。

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