読むことのアニマ

四方田 犬彦

トルストイ童話集から『ラーマーヤナ』まで。少年期に読んで強い印象を受けた外国の書物をもう一度読み直し、当時のエピソードを混じえて綴る半自伝的エッセイ。

読むことのアニマ
  • シリーズ:単行本
  • 2,345円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1993/03/18
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-81329-2
  • JANコード:9784480813299
四方田 犬彦
四方田 犬彦

ヨモタ イヌヒコ

1953年西宮生まれ。東京大学で宗教学を、同人文系大学院で比較文学比較文化を学ぶ。ソウルの建国大学に始まり、コロンビア大学、ボローニャ大学、テルアヴィヴ大学などで客員教授、客員研究員を勤め、現在は明治学院大学教授として映画史の教鞭を執る。映画と文学を中心に、漫画、料理、都市論、現代思想をめぐり、批評活動を行なう。主な著書に『貴種と転生・中上健次』『漫画原論』(ちくま学芸文庫)、『見ることの塩 パレスチナ・セルビア紀行』(作品社)などがあり、サントリー学芸賞、伊藤整文学賞、講談社エッセイ賞、桑原武夫学芸賞などを受けた。他にサイード、ボウルズ、パゾリーニの翻訳がある。

この本の目次

記憶の森
悪魔との出会い トルストイ童話集
驚異の冒険譚 『地底探険』
狂人の告白 『ガリヴァー旅行記』
仮面と憐憫 『幸福の王子』
変身と終末 ギリシャ神話と北欧神話
クリスマスの魔法 『胡桃割り人形と鼠の王様』
パリの不思議 『レ・ミゼラブル』
マラルメ的欲望 『ギボンス』と『スコット』
洪水と戒律 聖書
イエスの奇跡 聖書
SFの通過
物語は無限に続く 『千夜一夜物語』
非嘆の甘やかさ 『紅桜夢』
追放と王国 『ラーマーヤナ』
転校生の徴 『デミアン』
失墜と悔恨 『悪の華』
汝の欲するところをなせ 『ガルガンチュワとパンタグリュエル物語』
禍々しく、昏い森 『神曲』
ポルノグラフィー体験
異邦人の孤独 『マルテの手記』
書くことの始まり

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