ちよう、はたり

志村 ふくみ

染織家であり、随筆家としても評価の高い著者の随筆集。自身の仕事の根源をたどりつつ、この現代に何ができるのかを問う。巻頭に著者の「小裂帖」を収録。

ちよう、はたり
  • シリーズ:単行本
  • 2,310円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2003/03/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-81448-5
  • JANコード:9784480814487
志村 ふくみ
志村 ふくみ

シムラ フクミ

1924年滋賀県近江八幡生まれ。55年、植物染料による染織を始める。57年、第四回日本伝統工芸展に初出品で入選。翌第五回展から第八回展まで、紬織着物により連続四回の特選を受賞。83年、『一色一生』(求龍堂)により大佛次郎賞受賞。86年、紫綬褒章受章。90年、紬織の優れた染織技術により国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。93年、文化功労者。『語りかける花』(人文書院 ちくま文庫)により日本エッセイスト・クラブ賞受賞。その他著書に『ちよう、はたり』『色を奏でる』(筑摩書房)、『たまゆらの道』(志村洋子との共著 世界文化社)ほか多数。

この本の内容

ちよう、はたり。記憶の底から、機の音が聞こえる。それは八十年も前の、機の音。まさか自分が、この機の音の主を祖師として、織物の道に入ろうとは。織りのリズム、色の音色のなかで紡がれた、著者の最新随筆集。

この本の目次

はじめての着物
現代における荘厳とは
歌ごころ・色
絵だけの絵の凄さ
ド・ロさま
余白のこと
三つの香炉
インドへ、まっしぐら
消し炭と薬味が財産
生類の邑すでになし、砂田明さんの死〔ほか〕

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