摩滅の賦

四方田 犬彦

何百年も人々が撫で擦り続けたために輪郭しか留めていないレリーフ、参詣人に触れられ黒光りする仏像、波に侵食された岩……摩滅をめぐる13のエッセイ。

摩滅の賦
  • シリーズ:単行本
  • 2,940円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2003/10/23
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:192
  • ISBN:4-480-81454-X
  • JANコード:9784480814548
四方田 犬彦
四方田 犬彦

ヨモタ イヌヒコ

1953年西宮生まれ。東京大学で宗教学を、同人文系大学院で比較文学比較文化を学ぶ。ソウルの建国大学に始まり、コロンビア大学、ボローニャ大学、テルアヴィヴ大学などで客員教授、客員研究員を勤め、現在は明治学院大学教授として映画史の教鞭を執る。映画と文学を中心に、漫画、料理、都市論、現代思想をめぐり、批評活動を行なう。主な著書に『貴種と転生・中上健次』『漫画原論』(ちくま学芸文庫)、『見ることの塩 パレスチナ・セルビア紀行』(作品社)などがあり、サントリー学芸賞、伊藤整文学賞、講談社エッセイ賞、桑原武夫学芸賞などを受けた。他にサイード、ボウルズ、パゾリーニの翻訳がある。

この本の内容

何百年も人々が撫で擦り続けたために輪郭しか留めていないレリーフ、参詣人に触れられ黒光りする仏像、波に浸食された岩、口の中のドロップ…摩滅をめぐる13のエッセイ。

この本の目次

摩滅の賦
痕跡のマリア
水辺と仏陀
オパールの盲目
歯とビンズル
廃棄された王都
口のなかのドロップ
臼の由来
砥石の教え
無常からトマソンへ
うっすらさ、について
人生の乞食
時の崇高

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