食べない人
人前で食べる姿を見せなかった織田作之助の妻、年老いて記憶を失くした妻と囲む小さなお節……。円熟した筆致で、食とエロスをみずみずしく描き出す。
- シリーズ:単行本
- 1,890円(税込)
- Cコード:0095
- 整理番号:
- 刊行日:
2006/05/25
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:240
- ISBN:4-480-81480-9
- JANコード:9784480814807
- 在庫 ×
「四季の味」連載の小品と、著者自らが体験した留置所の臭いメシ、その顛末を描いた短編「暗い部屋」などを収録。旧制高校や海軍など、青春時代の懐かしく、ほろ苦くも甘美な味、そして人生の老いとともに、食べることがエロスに満ちた行為となってくるさまを、気品ある文章で描いた名品集。
第1部(無頼派と巨匠と
紅萌ゆる
懐しきカイグン
雪の大つごもり)
第2部 暗い部屋―青森水上警察署
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