解剖学者と禅僧。異色の知が、互いに越境して絡み合い、二重らせんを描きつつ見事に共振した。アタマが考えることなんて知れている。人生悩んでいるヒマはない!

脳と魂
  • シリーズ:単行本
  • 1,680円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2005/01/13
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-81641-0
  • JANコード:9784480816412
養老 孟司
養老 孟司

ヨウロウ タケシ

1937年神奈川県鎌倉市生まれ。62年東京大学医学部卒業後、解剖学教室へ入る。95年東京大学医学部教授を退官。現在、同名誉教授。著書に『ヒトの見方』『からだの見方』(サントリー学芸賞)『唯脳論』『カミとヒトの解剖学』『からだを読む』『無思想の発見』(以上、筑摩書房)、『身体の文学史』『バカの壁』(毎日出版文化賞)『死の壁』(以上、新潮社)、『いちばん大事なこと』(集英社)、『養老孟司のデジタル昆虫図鑑』(日経BP社)、『まともな人』『ぼちぼち結論』(以上、中央公論新社)など多数がある。

玄侑 宗久
玄侑 宗久

ゲンユウ ソウキュウ

1956年福島県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。1983年、臨済宗大本山天龍寺専門道場で修行。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。「中陰の花」で第125回芥川賞受賞。著書に『禅語遊心』(ちくま文庫)、『禅的生活』『現代語訳 般若心経』(ちくま新書)、『私だけの仏教』(講談社+α新書)、『釈hに説法』(新潮新書)、『中陰の花』『龍の棲む家』(文藝春秋)、『アミターバ』『テルちゃん』(新潮社)など多数がある。

この本の内容

ゆるやかに曖昧で、しかも精緻な自然をそのまま受け容れる仏教的な科学者。悟りを論じるのに脳科学を援用し、死後の世界を量子論から透徹する禅僧。ふたりの“ねじれ”が螺旋のようにからみ合い、みごとに共振する―。智慧と勇気のダブル・スパイラル。

この本の目次

第1章 観念と身体(ニーズがわかる
「死体」の展示が大にぎわい ほか)
第2章 都市と自然(結論は仏教にある
原型は母系社会 ほか)
第3章 世間と個人(日本に個人はない
挙句の果てが「自分探し」 ほか)
第4章 脳と魂(言葉なんて要らない
筋肉の記憶 ほか)

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