『洋酒天国』とその時代
〈「人間」らしくやりたいナ〉――開高健、山口瞳、柳原良平などが編集した異色のPR誌『洋酒天国』。その舞台裏を綴った戦後文化史の貴重な証言。
開高健さんのコピー“「人間」らしくやりたいナ”は、我が社の経営の根底に流れる思想でもある。この書は、開高健さん、山口瞳さん等、異才を放った社員たちが創ったPR誌『洋酒天国』を軸に、高度経済成長に突入する直前の熱気に満ち溢れた時代の姿を描いた、極めて興味深い昭和史の1ページとなっている。
プロローグ 伝説の雑誌『洋酒天国』
第1章 その水脈から
第2章 佐治敬三が創刊した『ホームサイエンス』
第3章 開高健の“雑誌狂”時代
第4章 山口瞳と『洋酒天国』綺譚
第5章 柳原良平と「アンクルトリス」の軌跡
第6章 植草甚一世代の登場
第7章 薩摩治郎八のパリ・浅草伝説
第8章 埴谷雄高の酔虎伝
第9章 山本周五郎と間門園
第10章 酒場文化の復権
エピローグ―昭和三十年代、企業文化の覚醒
『洋酒天国』総目次(創刊号〜第六十一号)
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〈人間らしくやりたいナ〉──『洋酒天国』を創刊した人びと[全文を読む]