後鳥羽院 第二版
承久の変後、孤絶と憂悶の慰めを日々歌に託し、失意の後半生を隠岐に生きた後鳥羽院の和歌の真髄に迫った労作。『日本詩人選』以後の論考を併せ収録した決定版。
後鳥羽院は最高の天皇歌人で、その和歌は藤原定家の上をゆく。「新古今」は批評家としての偉大を示す。1973年度読売文学賞受賞作の増補版。
歌人としての後鳥羽院
へにける年
宮廷文化と政治と文学
しぐれの雲
隠岐を夢見る
王朝和歌とモダニズム
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