漱石の変身 ─『門』から『道草』への羽ばたき
漱石の文学的アドヴェンチュア
八方塞りの暗い小説として百年もの間誤読されてきた『門』――実は作家への変身を物語る冒険推理小説であり、『道草』はその解決編であることを精密な分析で実証。
八方塞がりで暗い小説と評されてきた『門』。じつは作家への大変身を物語る冒険推理小説であり、『道草』はその解決編だった。百年間の誤読に真っ向から挑戦する快著。
第1章 『門』の幾何模様(「ぎろり」はどこに?
護謨風船の達磨
『門』の深層構造―幾何模様の構築)
第2章 『道草』―『門』のアンチテーゼ(漱石の「愛着する趣味」
ベルクソンの時間論と伝記的物語『道草』の時間
『こゝろ』から『道草』へ ほか)
第3章 言説の「文字禍」現象(中島敦「文字禍」の主題
東大入試問題文とその歴史観
批評の「文字禍」と言説の日本語)
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