オリエントの嵐
イランの石油紛争、イスラエル建国、パレスチナ戦争、スエズ動乱、湾岸危機など、激動する戦後の中東情勢を豊富な資料と公正な史観に基いて活写する。
- シリーズ:単行本
- 2,518円(税込)
- Cコード:1022
- 整理番号:
- 刊行日:
1990/12/14
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:328
- ISBN:4-480-85085-6
- JANコード:9784480850850
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「砂漠の豹」イブン・サウドの息子サウド王を狂言回しにして、1950年代の中東情勢を活写する。東西冷戦のさなか、イランは石油の分け前をつり上げ、エジプトはスエズ運河を国有化して、四分の三世紀に及ぶイギリスの軍事支配を絶ち切るが、建国後まもないイスラエルとの戦いには惨敗する。ナセルは叫ぶ、「アラブの統一に通じない独立は無意味である」。しかし、第一次大戦後、英仏によって政略的に作られたアラブ諸国は、国益と宗教、主導権をめぐって、対立抗争を繰り返すだろう。
序章 移りゆく中東
第1章 国王の後継者
第2章 バグダード条約の調印
第3章 考えるアラビア
第4章 イスラエル建国
第5章 エジプト革命
第6章 動乱のスエズ
第7章 サウドの時代
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