日本は自らの来歴を語りうるか
脱亜論、士族民権、平和主義、世界史の哲学など、近代日本の国際認識と国民的アイデンティティ探究のなかに、現代日本を導く新たなビジョンの可能性を探る。
- シリーズ:単行本
- 3,038円(税込)
- Cコード:1021
- 整理番号:
- 刊行日:
1994/02/01
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:268
- ISBN:4-480-85655-2
- JANコード:9784480856555
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脱亜論、士族民権、平和主義、世界史の哲学など、近代前半期の日本の国際認識と国民的アイデンティティー探求のなかに、現代日本を導く新たなビジョンの可能性を探る。
1 「万国公法」と「文明世界」―戦争と平和をめぐる日本の対外観の系譜
2 福沢諭吉「脱亜論」をどう読むか―明治期の「日本異質論」をめぐって
3 中江兆民『三酔人経綸問答』再読―「理想主義」と「現実主義」のあいだ
4 民主主義・市民・愛国心―フランス革命と自由民権運動
5 「日本の時間」と「世界の時間」―大杉栄における「瞬間の充足」
6 徳富蘇峰と戦後日本―反時代的考察の行方
7 日本は自らの来歴を語りうるか―「世界史の哲学」とその遺産
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