なぜ、すべてがすでに消滅しなかったのか
ジャン・ボードリヤール 著 , 塚原 史 翻訳
現代社会への遺言書
記号と幻想の中で、人間が「消滅」した後、人間存在の行く末を予言してきたボードリヤールが最晩年に記した、現代文明への遺言。いったい何がおこるのだろうか。
![塚原 史](/photo/author/medium/002030.jpg)
塚原 史
ツカハラ フミ
1949年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、京都大学大学院仏文科修士課程修了、パリ第三大学博士課程中退。現在、早稲田大学法学部教授。前衛芸術から全体主義をへて消費社会へといたる20世紀文化の展開に鋭い視線をむけている。著書に『ダダ・シュルレアリスムの時代』(ちくま学芸文庫)、『記号と反抗』(人文書院)、『アヴァンギャルドの時代』(未來社)、訳書にボードリヤール『芸術の陰謀』(NTT出版)、『象徴交換と死』(ちくま学芸文庫)、『なぜ、すべてがすでに消滅しなかったのか』(筑摩書房)など。
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