遥かなる恋人に
ベートーヴェンはたいへん女性にもてる人だった。その中で彼が本当に愛したのは誰だったのか。愛はなぜ成就しなかったのか。豊かな資料で迫る楽聖の全体像。
- シリーズ:単行本
- 2,936円(税込)
- Cコード:0073
- 整理番号:
- 刊行日:
1991/04/24
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:320
- ISBN:4-480-87152-7
- JANコード:9784480871527
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ベートーヴェンほど誤解されて来た芸術家は少ない。耳の障害やまずしさをのりこえて偉大な音楽を創った、人の世とおりあいの悪い〈楽聖〉。へんくつで女性に「もてない」人。しかし残された資料から見ると、彼は恋愛においても、成功者であった。彼の「不滅の恋人」とは誰か。それは長いあいだ論じられて来たが、ここにドラマティックにとき明された。音楽とのかかわりもまた。スリルにみちた謎ときが始まる。
プロローグ(謎の手紙
〈不滅の恋人〉に擬せられた女性たち
ベートーヴェンの“神話化”)
第1章 青春の輝き(運命の出会い
愛と死の誘惑
美しき伯爵夫人 ほか)
第2章 恋人としてのベートーヴェン(ベートーヴェンの女性観
音楽についてのベッティーナとの対話
シングル・ライフの先駆者 ほか)
第3章 1812年夏・ボヘミア(《手紙》の年代はいかにして確定されたか
《不滅の恋人》は誰か?―その条件 ほか)
第4章 運命の星の下で(ヨゼフィーネの再婚と苦境
悲劇の終焉
『第九交響曲』と最後の日々 ほか)
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