マネの絵画
マネが絵画史にもたらしたものとは何か―
幻の講演の記録が、いま初めて明らかになる。
フーコーはマネに関する書物を準備し、四回の講演を行った。美術史にマネがもたらしたものを読み解いた幻の講演が今よみがえる。2001年のシンポジウムを併収。
20世紀最大の思想家ミシェル・フーコーは、『黒と色彩』と題するマネに関する著作を準備し、おびただしい量のメモをとり、「マネの絵画」という4回の講演が行われた。19世紀美術史にマネがもたらした絵画表象のテクニックとモードの変革を捉え、マネの13枚の絵にそってスリリングな読解を試みた、伝説的な講演のオリジナル録音完全版の発見をもとに、その講演の記録を収める。さらにそれをめぐって2001年秋に行われたシンポジウム「ミシェル・フーコー、ひとつのまなざし」を併収する。
第1部 マネの絵画(マネの絵画)
第2部 ミシェル・フーコー、ひとつのまなざし(チュニジアのフーコー
マネ、あるいは鑑賞者の戸惑い
表/裏、あるいは運動状態の鑑賞者
「ああ、マネね…」―マネはどのように『フォリー・ベルジェールのバー』を組み立てたか
フーコーのモダニズム
美学における言説形成
美術とおしゃべりな視線
イメージの権利)
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