大島渚と日本

四方田 犬彦

戦後日本に屹立する精神

『絞死刑』『愛のコリーダ』『御法度』など、戦後日本に屹立する作品を撮った鬼才・大島渚。映画史の第一人者が敬愛と感謝の念をこめて作品の全貌を論じる。

大島渚と日本
  • シリーズ:単行本
  • 2,940円(税込)
  • Cコード:0074
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2010/03/18
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-87362-0
  • JANコード:9784480873620
四方田 犬彦
四方田 犬彦

ヨモタ イヌヒコ

1953年西宮生まれ。東京大学で宗教学を、同人文系大学院で比較文学比較文化を学ぶ。ソウルの建国大学に始まり、コロンビア大学、ボローニャ大学、テルアヴィヴ大学などで客員教授、客員研究員を勤め、現在は明治学院大学教授として映画史の教鞭を執る。映画と文学を中心に、漫画、料理、都市論、現代思想をめぐり、批評活動を行なう。主な著書に『貴種と転生・中上健次』『漫画原論』(ちくま学芸文庫)、『見ることの塩 パレスチナ・セルビア紀行』(作品社)などがあり、サントリー学芸賞、伊藤整文学賞、講談社エッセイ賞、桑原武夫学芸賞などを受けた。他にサイード、ボウルズ、パゾリーニの翻訳がある。

この本の内容

『日本の夜と霧』『絞死刑』『愛のコリーダ』『戦場のメリークリスマス』『御法度』にいたるまで、デビュー以来つねに時代の中心に位置してきた鬼才・大島渚。日本映画史の第一人者が、敬愛と感謝の念をこめて、大島作品の全貌を論じる。

この本の目次

日本と逆に。日本に
宴会と配役
異形の俳優たち
競いあう歌、歌。
単独で歌う者
ぞっとするほど美少年
初期とは何か
太陽の帝国
原初の死者
なぜ映画を撮れないのか
アブジェクトとしての捕虜
われらが他者なる朝鮮
唐がらしを煮詰める
朝鮮人R
交換と反復
強姦こそわが人生
見つめる女たち
シノ、サダ、セキ
事後性について
日本映画のなかの大島渚
枢軸の影
大島渚と同時代であること

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