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内田 百(けん) 「けん」は「もんがまえ」に「月」 著
飄飄とした諧謔、夢と現実のあわいにある恐怖。磨きぬかれた言葉で独自の文学を頑固に紡ぎつづけた内田百(けん)の、文庫による本格的集成。
ちくま文庫 文庫判 刊行 2004/09/16 ISBN 4-480-03760-8
本体 25,000円+税
在庫 ○
内田 百(けん) 「けん」は「もんがまえ」に「月」 著 佐藤 聖 編集
「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」。上質のユーモアに包まれた、紀行文学の傑作。 <br /> 【解説: 和田忠彦 】
ちくま文庫 文庫判 400頁 刊行 2002/10/09 ISBN 4-480-03761-6
本体 1,100円+税
一日駅長百(けん)「けん」は「もんがまえ」に「月」先生の訓示は「規律ノ為ニハ。千頓ノ貨物ヲ雨ザラシニシ。百人ノ旅客ヲ轢殺スルモ差支エナイ。」楽しい鉄道随筆。 <br /> 【解説: 保苅瑞穂 】
ちくま文庫 文庫判 336頁 刊行 2002/11/06 ISBN 4-480-03762-4
本体 1,000円+税
無気味なようで、可笑しいようで、怖いようで。曖昧な夢の世界を精緻な言葉で描く、「冥途」「旅順入城式」など33篇の小説。 <br /> 【解説: 多和田葉子 】
ちくま文庫 文庫判 352頁 刊行 2002/12/10 ISBN 4-480-03763-2
本体 1,050円+税
薄明かりの土間に死んだ友人の後妻が立っている。――映画化された表題作のほか「東京日記」「東海道刈谷駅」などの小説を収める。 <br /> 【解説: 松浦寿輝 】
ちくま文庫 文庫判 336頁 刊行 2003/01/08 ISBN 4-480-03764-0
借金の権威百{@EBD5}先生の言葉の魔術に乗せられて、金銭観が変わってしまう危険な一冊。深刻な状況のはずなのに……面白い。 <br /> 【解説: 宮沢章夫 】
ちくま文庫 文庫判 336頁 刊行 2003/02/10 ISBN 4-480-03765-9
教師時代の懐しく微苦笑を誘う思い出話、じわじわと効いてくる追悼文など、百{@EBD5}の凄みがその底に見える、交友録をおさめた巻。 <br /> 【解説: 堀江敏幸 】
ちくま文庫 文庫判 448頁 刊行 2003/03/10 ISBN 4-480-03766-7
本体 1,200円+税
フロックコートに山高帽子、頑固な百鬼園先生がくり広げる独特の論理。とことん真面目にものを考えるととんでもなく可笑しい。 <br /> 【解説: 石原千秋 】
ちくま文庫 文庫判 336頁 刊行 2003/04/09 ISBN 4-480-03767-5
一九〇六年、水がめに落っこちた「漱石の猫」が蘇る。漱石の弟子、百{@EBD5}が老練なユーモアで練りあげた『吾輩は猫である』の続篇。 <br /> 【解説: 清水良典 】
ちくま文庫 文庫判 304頁 刊行 2003/05/07 ISBN 4-480-03768-3
百{@EBD5}宅に入りこみ、不意に戻らなくなった愛猫ノラの行方を嘆じ続ける表題作を始めとして、猫の話ばかりを集めた二十二篇。 <br /> 【解説: 稲葉真弓 】
ちくま文庫 文庫判 336頁 刊行 2003/06/10 ISBN 4-480-03769-1
還暦祝いより十数年に及ぶ摩阿陀会を舞台にかつての生徒たちとの交流、自らの老いを軽妙に描く。会恒例百{@EBD5}先生ご挨拶は秀逸。 <br /> 【解説: 内田道雄 】
ちくま文庫 文庫判 368頁 刊行 2003/07/09 ISBN 4-480-03770-5
酔わせてくれるものは酒、飛行機、船。飢渇の亡者の名を冠した表題作を始め心地良いものを追い求め羽化登仙の感興を語る随筆集。 <br /> 【解説: 内田樹 】
ちくま文庫 文庫判 304頁 刊行 2003/08/06 ISBN 4-480-03771-3
おから、お祭鮨、シュークリーム、文鳥……好きな食べものや気になるもの、百{@EBD5}先生のこだわりが満喫できるものづくし随筆集。 <br /> 【解説: 南條竹則 】
ちくま文庫 文庫判 384頁 刊行 2003/09/10 ISBN 4-480-03772-1
早くに亡くなった父の姿を描く表題作をはじめ幼年時代の思い出、古里岡山のことなど懐かしき日々を味わい深くつづった随筆集。 <br /> 【解説: 小川洋子 】
ちくま文庫 文庫判 320頁 刊行 2003/10/08 ISBN 4-480-03893-0
同僚の教師や生徒の姿を動物に擬してコミカルに描く表題作に「何の教訓もない」と言い切る唯一の童話集『王様の背中』を併録。 <br /> 【解説: 吉田篤弘 】
ちくま文庫 文庫判 272頁 刊行 2003/11/10 ISBN 4-480-03894-9
「芸道も学問の一つである。ただそれによって身を立てない限り道楽と呼ぶゆとりがある」鳥飼、琴……道楽者百{@EBD5}の面目躍如。 <br /> 【解説: 玄侑宗久 】
ちくま文庫 文庫判 352頁 刊行 2003/12/10 ISBN 4-480-03895-7
夢や無気味なもの、怖い雷、怖いけれども好きな火事……夢とうつつの境を往還する奇妙な味わいの随筆集。 <br /> 【解説: 岸本佐知子 】
ちくま文庫 文庫判 272頁 刊行 2004/01/07 ISBN 4-480-03896-5
本体 950円+税
吉田茂、徳川夢声、菊池寛、三代目小さん、蒙禿少尉……有名無名を問わず百{@EBD5}先生独特の人間観があふれる人物論集。 <br /> 【解説: 佐野洋子 】
ちくま文庫 文庫判 384頁 刊行 2004/02/10 ISBN 4-480-03897-3
百鬼園先生独自の詩眼と俳心の妙味溢れる俳句全作品をはじめ、恩師志田素琴先生や六高一夜会の思い出などを綴った随筆・俳句集。 <br /> 【解説: 平出隆 】
ちくま文庫 文庫判 256頁 刊行 2004/03/10 ISBN 4-480-03898-1
貼り紙の効き目なく、不意に訪れる招かれざる客。大震災や戦災のつど変貌する東京の街並みと人情に心を寄せつつ綴った随筆集。 <br /> 【解説: 松山巌 】
ちくま文庫 文庫判 304頁 刊行 2004/04/07 ISBN 4-480-03899-X
借金の返済に追い立てられ、生活の破綻や死の不安に懊悩する百鬼園先生。大正六年から十一年にいたるまでの憂悶の日々。 <br /> 【解説: 坪内祐三 】
ちくま文庫 文庫判 400頁 刊行 2004/05/10 ISBN 4-480-03900-7
ドイツ語教官時代や師漱石の思い出、深遠なる金銭哲学や貧乏ばなしに至るまで、百(けん)先生面目躍如の闊達自在なる痛快座談集。 <br /> 【解説: 阿川佐和子 】
ちくま文庫 文庫判 384頁 刊行 2004/06/09 ISBN 4-480-03901-5
アメリカ軍の空襲により東京が火の海となり、灰燼に帰するまでの惨状を克明に記録した、昭和二十年八月敗戦までの戦時日記。 <br /> 【解説: 半藤一利 】
ちくま文庫 文庫判 336頁 刊行 2004/07/07 ISBN 4-480-03902-3
三畳一間の掘立小屋ではあるが、興到れば琴を弾き、晩酌の工夫に余念がない百(けん)先生。配給に追われる焼跡の日々を綴った日記。 <br /> 【解説: 紅野謙介 】
ちくま文庫 文庫判 416頁 刊行 2004/08/09 ISBN 4-480-03903-1
「写真嫌い」百(けん)先生の奇妙、実直、酔態なるご尊影194点を集成全巻から抜粋した名文と共にお贈りする写真帖。随筆 石田千・久世光彦・阿川弘之
ちくま文庫 文庫判 272頁 刊行 2004/09/08 ISBN 4-480-03904-X
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